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もうすぐ

5月が終わってしまうよ……!
今月のノルマがまだ残っている……残っている…。
計画性の無さに定評がありすぎてヤバいです。
計画通りってどうやればいいんだ。
今更すぎるけど、計画性がないまま何年生きてきたと思ってる……!


今週はアレですね、夏コミの当落発表がありますね。
どきどき。
夏コミ一般とか死ねるので、スペース欲しいなーというのもまた本音ですwいや、本出したいのももちろんありますけどね!

まぁ、あの、正直なところですね。
今年の夏コミは逆裁スペース爆撃が最優先ミッションだと思っている……逆裁5の本どこだ!?な人になってるはずです(発売日から計算すれば、出せてコピーな日程のはず)
週末にようやく体験版やりました。
早く製品版がやりたいな。
というか早々に御剣参戦が発表されたのでもうお腹いっぱいですありがとうかぷこん。眼鏡可愛いよ。
逆裁は何が良いって、ナルミツ多いから読むものいっぱいあるところが良いですwwwマイナーじゃないっていいよね!
なので自分で書くことはまずないので、思う存分読み漁りたい。

逆裁の前に、世界樹の新作(というかリメイク)も来るんですよねー。
最近やること色々あって、ゲーム全然やってないので(通勤途中もゲームどころではない今日この頃)、楽しみです。無理矢理でも時間作ってやるんだ…!!

ここに夏コミ原稿も重なったらさぁどうなるんでしょうねー。
なんとかなる……と良いなと思ってます。
夏コミ2冊くらい出したいなーとか思ってるとかちょっと無謀も良いところだと思う。でも出したいな。

そんなこんなで当落でたらまた報告に来ます。

いやー

ちょっと所用で東京の西のほうに連日出かけてました。
昔、そっちのほうに住んでたことがあって、久々に行ったんですけど色々変わってて吃驚しました。
そこに住んでた数年以外は、ずっと同じ場所に住んでいるので、第二の故郷くらいに思ってたんですけど……うーん、驚いた。
懐かしかったですけどねー。
当時住んでたボロアパートはまだあるのかなぁ。気になる。

そんなこんなで週末潰してお出かけしてたので、体力が限界!
己の体力を過信していたような気がします……
そりゃあ普段、PCの前に延々と座ってるだけなんだから、元々体力なんてあるはずもなく。
いや、でも、締め切り前とか、睡眠時間数時間が一週間とか続いてもなんとかなってるしなぁ、と思ったり。
……萌えの有る無しの差だろうかw
ほんと、好きなことにだけは全力を尽くす人生です。好きなこと以外はあんまりやれないという駄目な大人。


文章書きたいけど、明日以降に持ち越し!
オールキャラとはちょっと違うんだけど、カップリング要素の無いものも書きたいなーと思ってます。
これは結構前から考えてたんだけど、TAのバンド技シリーズやりたいんだよなー。
タイトルは技名で、その技の参加メンバーが登場する短編を書きたいなぁ、と。
コンプ出来たら凄いよね。何十個あったっけ???
あと、女の子しか出てこない話も書きたいし。
それから水面下でずっと設定練ってる超長編もぼちぼちプロットに起こしたいなー。たぶん、本4~5冊くらいに分冊しそうな長さの話。セシルさんとカインさんが出会ったところから、TA後までの30年くらいの話です。
幼少期~本編前、ゲーム本編、本編後~TA前、TA~TA後で最低4冊…場所によっては複数冊になるのかなぁ。
この話で書きたいがために、ここで語ることすら我慢しているネタが結構あるんですよ……。

やりたいことがいっぱいありすぎる万歳!!!
たぶん良いこと、のはず。

気のせい

喉が痛いのは治ったけど、鼻水止まらないです。
でもきっと風邪じゃない!(まだ言ってる)


そろそろ本気で新しいPCを買おうと思って、電車の中とかお風呂の中とか、そういうちょっとした空き時間に、あっちこっちのBTOショップで見積もったりしてるんですけど。
どう考えても予算オーバーだよ!
大台には乗せたくないけど、最低条件はCorei7-3770のメモリ16Gとか言ってるのが悪いんでしょう、きっと。出来ればSSDも載せたいよ(諦めたほうが良い)
とにかくサクサク動くPCが欲しいです。
年内にAdobeのCSも入れ替えたいんだけどなー……いずれクラウドに移行するだろうとは思ってたけど、まさかCS7待たずに完全移行とは思わなかったです。はえーよ。
ていうかさ。
今後はメジャーバージョンアップの前にX.5を出すって宣言がまさか5.5だけで終わるとは思わないだろう普通。
今のうちにCS6買ってあと5年は戦うもんね!
CS3で5年戦えたからきっといける。
数ヶ月前までまだ3で戦えると思ってたんですが、会社が6になってそれに慣れたらやっぱり6の方が色々便利でした…んなもんで、最近家でフォトショ触るとストレスたまる……

まぁ新しいPC買ったところで、移行作業してる暇があればいいんだけどね!みたいな事になってますが。
普通に2~3日かかるからなぁ。夏休みを狙ってやりたいなーとは思ってます。きっと夏コミ受かっちゃったら終わるまでPCなんてうっかり動かせないwww
むしろ受かるかどうか分からない今のうちなんじゃないかという気もしてきた……悩ましい。
まずはどこでどんなPC買うか決めなければ。ううん。


今週はちょっとあれこれやってる(今週に限らず常にやること色々あるんですけど)ので、来週はまた、先週みたいにちょっとずつ文章載せられたらいいなー、と思ってます。
月に1~2本ずつくらいWebに何か載せられたら素敵だなぁと思う今日この頃。
お絵かきもしたいな。

ラストー!

週末です。

久々に、諸々の事情からアナログ絵を描きました。
二次絵じゃなくて、本気のデッサンなのでアレですが。
大きい紙(50×60くらいかな、木炭紙なので)に描いてたんですけど、ここまで大きい紙に絵描くのって、楽しいね!
たぶん中学校の美術の時間以来だと思うんですけど、ああいうの。
普段、PC上でチマチマ、ああズレた!とかはみ出た!とか思いながら描くのとぜんぜん違ってすごく楽しかった。
がさがさ、適当に線引いてって、あ、微妙かなと思っても気にせず上からどんどん描き込んでいくのはちょっと新鮮。

もちろん、デジタル絵も描くの楽しいですけどね。
デジ絵は何が良いって、好きなだけ戻れるところかなー。
仕事柄、非破壊編集が大前提なので、いつでも戻りたいところに戻れる(最近、仕事外ではこれ止めようと思って、試行錯誤してはいるんですけど)デジ絵はある意味楽ではあるかなぁ。
最近、だいぶモニタと出力した時の違いの計算も出来るようになったし。
致命的に足りないのはセンスと画力ですね!
あ、ヤバイ、バランスおかしい……と思ったら部分的に縮小したりとかデジタルはその辺が融通効き過ぎるので、なかなか実力が付きませんw
せめて線画くらいまでアナログでやるようにすれば良いんでしょうけどねー。
あとは遊びのセンスが欲しいです。
ちょっと突き抜けてるというか、ナナメ上行く感じのセンスが欲しい。
今、その辺を身に付けたくて、あれこれ挑戦してるんですけども……



さて、何日か前の続きですー。
これでラスト。おしまい。



 尋ねてみたいことは、たくさんあった。
 離れていた十年以上の間、彼が何を思い、何をしていたのか。

 ……寂しくは、なかったのだろうか。
 
 彼は、決して社交的ではないのだが、人間嫌いという訳ではない。
 セシル以外にも友人はもちろん居たし、部下からは慕われてもいた。

 ……ずっとあの山に、一人でいたのだろうか。

 ほんの一瞬、長かった時間に触れた彼の声。いつもと変わらないけれど、ほんの少し哀愁と懐かしさが混じる声だった。
 そう思うのは、考え過ぎだろうか。
 
 なんだか急に、彼を抱きしめたくなって、けれどもその衝動は自分の中に押し留める。
 その代わりに、髪にそっと手を伸ばした。
 寝乱れた髪を、手で梳かし撫で付けるように、ゆっくりと髪に触れる。
 昔から伸ばしてはいたけれど、ここまで長く伸ばしたところは見たことがない。
 腰にかかるくらいの長さがある、金糸のようなまっすぐな髪。
 さらさらと指の間をすり落ちていく感触。
 


「……仕事は?」
「うん?」
「行かなくて良いのか?」
「そうだなあ……別に半日くらい休んでも、ね」

 もう少し、このままこうしてのんびりしていたい。
 ただただ、静かにゆっくりと時間が流れるだけの、何でもない、何も無い、二人きりの空間。
 
「邪魔なら行くけれど」
「誰がそんなこと言った?」

 彼の言葉の意味など分かってはいたけれど、少し意地悪を言ってみた。
 邪魔にされているとはまったく思ってはいなかったが、そう口にしてみる。
 返ってきたのは、まったく素直ではない一言。
 枕に顔を埋めたまま、こちらに視線すら寄越さないのだから。

「いて欲しいならそう言えば良いのに」
「だから、誰が」
「はいはい。僕が勝手に言ってるだけですよ」 

 髪を撫でていた手で、ぽんぽんと頭を軽く叩くと、カインが頭を上げてセシルを見上げた。
 
「何?」
「お前、さっきから俺のこと子供扱いしてないか」

 思わぬ一言に、一瞬面食らった。
 だが、

「…………っ、く、くくっ…」

 当たらずとも遠からず、と言ったところだろうか。
 そう言われてみれば、そんな気がしないわけでもなく。
 不機嫌半分、本気半分な表情で見上げてくるカインの顔を見つめ返すと、笑いが止まらなくなってしまった。

「セシル、お前なぁ」
「あー……、本当に可笑しい」
「おい」
「カイン、可愛いなぁ」
「は?」
「お前の事がこんなに可愛く見える日が来るとは」

 思ってもみなかった。

 ずっと、年上の頼りになる人だと思っていた。
 ライバルだ、負けない、と口では言っていたけれど、それ以上に誰よりも頼りにしている相手だった。
 たった一つしか違わないのだけれど、その一年の差に甘えて、寄りかかって。
 今ならば分かる。
 逆に彼は、その一年の差にどれだけ悩んで、強くあろうとしたことだろう。
 それを思うと、笑っていたのに、今度は泣き出しそうになってしまった。
 
 ごめん、もう一方的に甘えたりしないから。
 だから、もうどこにも行かないで。
 
 そう言えたら。
 
「……いつも甘えてばかりだったから、たまには甘やかしてみようかなと思ったんだが」

 けれど、口から出る言葉は精一杯の強がりだ。
 それが既に甘えている証拠でしかない。
 
「十年早い」
「え? ……うわっ」

 カインがぼそりと答えると、ぐいと腕を引かれた。
 目覚めた時と同じ、腕枕に逆戻りだ。
 
「昼まで寝るから、ここにいろ」
「…………うん。……カイン……」
「なんだ?」
「急に素直になるからちょっと驚いた」
「言えと言ったのはお前だろう」

 呆れたようなため息がひとつ、セシルの髪をくすぐる。

「うん……だから嬉しいよ」
「そうか」
「お前と、こんなくだらないやりとりが出来て」

 また出来るようになって。
 
「すごく嬉しい」
「……そうだな」

 馬鹿なことをと笑われるかとも思ったが、返ってきたのは肯定の言葉だった。
 
「おやすみ」
「ああ」

 ぐずぐずと溶けてしまいそうな、暖かい温もりの中、ゆっくりと目を閉じた。
 目が覚めたら、また、この幸せな時間が続きますように。
 繰り返し繰り返し、何度でも。
 
 手の届くところにある幸せを抱きしめて、眠りに落ちた。


 


やー甘かった甘かった!
ようやくWeb用の文章の書き方思い出してきたんですけど、思い出したら無闇矢鱈に甘くなる罠。
考えてみれば、Webで昔書いてたのは、どれもけっこう甘いものばっかりだった!

まぁ、オフ本の長編は、あんまり甘くならない(あんまりどころではない)ので、Webくらいは甘くてもね!いいよ!

なんか、セシルさんがカインさん甘やかしてる話になってましたが。
実はこれ、セシルさんに「カイン可愛い」と言わせるための話でしたwww
でもセシカイじゃないんだよ。カイセシだよ。だから萌えるんだよ。

ぶっちゃけ、TA後だと、セシルさんのほうが子供いるという点もあって、包容力あると思うんです。
カインさんにあるのは包容力とは別のものだと思う。あの面倒見の良さは性格的なものの気がします。もちろん、人よりハードな人生送ってきた分、懐は広いと思いますけどね。私はよく、カインは優しいと小説内で書く事が多いんですけど、カインさんのほうがセシルさんより優しい人だと思ってます、実は。
二人ともお互いいい大人になりましたが、二人きりのときは背負ってるものとか抱えているものを全部忘れて、甘えたり甘やかされたりして、まったりすれば良いと思います。
TA後は全力で幸せバカップルを推奨する!!!
……まぁ、そのうちまたトラウマ突くような話も書きたいですがw


ところで、前2回のを軽く直したりして、今回のとまとめてピクシブに上げてます。

◆◇◆

「手の届くところにある幸せ【FF4/カイセシ】」/「ムツキ」の小説 [pixiv] http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=2338247

◆◇◆


サイトにはそのうち仕舞います。

さて、また明日は月曜日だなぁ……喉が痛いが風邪じゃないと言い聞かせる、気のせい!
来週末は予定ぎっしりで休んでる場合じゃないのだよ……

真逆の話。

といっても別に逆カプの話ではないです(笑)

や、してもいいですけどね?私、どっちも好きなので。
ただ、自分で書くのはカイセシだけですが。
というか、逆を書いても同じものにしかならないことは分かっているので書いても意味がないというか。
じゃあなんでカイセシなのかと言うと、「僕はどっちでもいいんだけど、カイン下は嫌がるだろうなぁ。じゃあ僕が下でいいか」ってセシルさんが思ってると私が確信しているからです。けっこうマジで。
カインさんさえ良いって言えば逆にもなると思うよ。たぶん言わないと思うけど。
というようなすっごい単純な理由でカイセシ書いてます。

カイン受けはセオカイがイチオシだよ。
書くならセオカイとエジカイが好きです。『けれど僕は~』の中盤のエブラーナでのカイン・エッジ・セオドアのシーンはすごいお気に入りだったりします。


で。本題。
昨日の続きを書こうと思ったんですけど、ぜんっぜん違うのが書きたくなったので、今日は別の話を。

えー、セシルさんしか出てこない上に、ものっっそい病んでます。
ついでにR-18で。
自己責任でお願いします。



 早く、早く会いたかった。
 任務の途中から、もうそれしか考えられなくて。
 国に帰ったら真っ先に、カインのところに行こう。
 早く会いたい。

 抱きしめて欲しいキスをして欲しい身体中に触れて貫いてこの熱がおさまるまで激しく揺さぶって。
 そうして何もかも忘れてあの腕の中で眠りたかった。


「カイン…カイン……なんでいないの」
 けれど、現実はセシルにとても冷たい。
 帰国して、あまりのもどかしさに気が狂いそうになりながら、帰還の報告を済ませる。
 預かったばかりの、隊長の任だ、どんなに気が急いて身体が限界を訴えていても、責任を投げ出すわけにはいかなかった。
 報告と共に知らされたのは、カインのいる竜騎士団が国内にいないという事実。
 セシルの帰国と入れ替わるように、今朝、バロンを発ったという知らせ。
 とうに真っ暗だった目の前が、さらに黒く塗りつぶされていく。
 
 報告を済ませ、ふらふらと回廊をあるく。
 ざわついているはずの城内、先ほどからたくさんの人とすれ違っているはずだけれど、何も耳には入ってこない。
 ただ、キンと耳鳴りがずっとしていて、頭がズキズギと痛んで、身体は熱を帯びて気怠くて。
 こんなどうしようもないセシルの身体を、どうにか出来るのはカインだけなのに。
 そのカインがいない。

 どうしようあいたいくるしいたすけてこわい
 
 彷徨うセシルの足は、勝手にカインの部屋へと向かう。
 いないことは分かっているのに。
 ぐっと手にはカインの部屋の鍵を握ったまま。ぶるぶるとその握った手が震え続ける。
 何度も、何十度も、いや何百回も歩いている道のりなのに、なかなか部屋にたどり着けない錯覚をする。
 ようやくたどり着いた部屋の扉。
 周囲に誰も居ないことを確かめ、そのドアノブに縋り付くように鍵を差し込もうとする。
 だが、カタカタと手が震えてなかなか鍵穴に入らない。
「カイン……カイン……」
 声に出してその名を呼ぶ。まるでたったひとつの祈りの言葉のようだった。
 名を呼ぶと、少し手の震えがおさまって、なんとか鍵を開けると、転がるように部屋に入る。

「どこにいったのはやくかえってきて」

 理性では分かっていたはずだけれど、誰もいない室内に、セシルの口からは子供の駄々のような言葉が零れた。
 まるで昼寝から目覚めた幼児が、母親の姿が見えずに泣きわめくのに似ている。
 

「……っう……あ、っ」
 身に纏った漆黒の鎧を外していく。
 そう、言葉通りに、外すのだ。己の身体から。生身の身体から。
 打ち付けられた鎧を、引き剥がしていく。
「いたいカインたすけていたいいたいよカイン、カイン……」
 悲鳴を堪える代わりに、祈りの言葉を、彼の名を呼ぶことしか出来ない。
 痛い助けてと繰り返しながら、身に纏った暗黒の枷をすべて捨て去る。
 傷だらけの身体。
 はやく抱きしめて欲しいのに、その腕がここにはない。
 寝台に倒れ込む。今朝、カインが寝ていたはずの寝台。
 綺麗に整えられてはいたけれど、微かに残るカインの匂い。
「あ……ぁ、ぁ、ん……カイン……」
 決してこんなことをするために、合い鍵をもらったわけではないはずだった。
 いや、もしかしたら、カインは全部分かっていて、くれたのだろうか。
 カインがいないと、生きていけないセシルの身体。

 騎士として、少しでも高みに行くために。少しでも、陛下のお側に、そして先を行くカインの隣に。
 そのために手にいれた暗黒の力は、あまりに多くの代償を必要とした。
 その力を使えば使うほどに、消耗する体力。代わりに昂揚する精神。
 バランスの取れない心と肉体は悲鳴を上げて、より強く本能を刺激した。
 食欲・睡眠欲・性欲、セシルの場合は性欲に強く影響が出た。
 ただでさえ戦場という場は男の持つ生殖本能を刺激するのだ。
 闇の力を使えば使うほどに、その暗く冷たい波動とは真逆の、熱く激しい奔流が身体を苛む。
 それを沈めてくれるのは、ずっと傍にいた唯一無二の親友にしか出来ないのだ。
 
「ふ、ぅ……あ、あ…んっ」
 息を大きく吸うと、残されたカインの匂いが鼻腔をくすぐる。
 少しでもカインの痕跡を感じたくて、指でいつもカインがしてくれるように、身体に触れようとする。
 けれど冷静さを失ったセシルに、記憶を辿ることは難しくて、その思考は、一番強い衝動と欲望に直結する場所へ向かう。
 寝台の隣に置かれた小さな棚の引き出しに、香油があることは知っている。
 がたがたと震える身体でそれを何とか取り出すと、右手の二本の指につうと垂らす。
 ぬるぬると滑る指が向かうのは、当然、後ろの窄まりだ。数度入り口を往復させたが、すぐに指を一本、中に沈めた。
「あっ……あ、カイ、ン、…ん、っ……」
 いつものように名前を呼ぶ。けれど、セシルと呼び返してくれる声はなくて。
「んッ……あ、あ」
 その寂しさをごまかすように、わざと声を上げて指を更に奥に進めた。
 けれどそんな事で寂しさがごまかせるはずもない。
 あまりに空虚、空しい、寂しい、足りない。
 もう一本、指をむりやりに後ろに差し入れた。
「う……ぁっ……や、ん」
 そうして、いつもしてもらっているように、指を何度も出し入れして、時々内側を押したり引っ掻いたり、二本の指を広げてみたりしたのだが。
「カイン……カイン……なんで、どうして」
 ほしいものが手に入らない。
 ちっとも気持ちが良くない。
 これではないのだ。
 セシルがほしいのは、これじゃない。
「ちがう、おまえじゃないカインじゃない」
 なんで、どうして、とセシルは泣く。
 身体は確かに熱を有していて、刺激を求めているのに。
 感じるはずの場所で、ちっとも快楽が得られない。
 けれども確かに本能は目覚めていてセシルの身体を苛んでいて。
 その証拠に、中心は勃ち上がって、透明な滴さえ零している。
 ままならない身体と満たされない心にすすり泣くことしか出来ない自分。
 せめて身体だけでも解放したいと、中心に指を絡める。
「ぅ……、い、や……っ」
 一番自分の感じるように触れているのに、何もかもが空しかった。
 ただただ、早く終わらせたい。
 身体だけでも楽になれば。あとはこの空虚な心だけを抱いて、彼の気配の残るこの部屋で眠れるだろうか。
「……あ、っ……ん……ああ、あッ」
 身体に巣くう熱が弾ける。
 どろりとした粘性は、セシルの身体に絡みつく闇の重さに似ていて。
 ただ、どす黒いはずのその闇は、なぜか白い濁りとなって、吐き出されるのだ。


「カイン、カイン……」
 たった一つの祈りの言葉と共に、セシルは目を閉じる。
 

 あいたい
 あいたい
 あいたい
 
 いますぐに。
 だきしめてこえをきかせてかみをなでて
 
 そばにいて
 


 
 生きていけないのは、身体ではなく、心。
 この孤独は、気付かないふりをした、罰だったのだろうか。
 
 







こういう方向性の、暗黒騎士になる前後の話、しっかり書いていずれ本にしたいなぁーと思ってます。

今日、なんかずーっと朝から私の脳内でセシルさんが暗黒騎士だったので。
どうしてもこれ書きたくて書いてしまった。

昨日までのノリと正反対でスミマセン。

昨日の続きは週末にでも。

あ、あと誤字とか表現おかしかったらゴメンなさい。
書いたのほとんど読み返さずに載せてます。
ピクシブかサイトにちゃんと載せる時にまた直します……この手の年齢制限あるようなヤツは書いた直後に読み返したくない……(おい)

なんでこんなに立て続けに文章書いてるかと言うとですね、まぁ6月の原稿がない腹いせってのもあるんですが。
仕事がね、今、書類仕事のターンでして……げふ。
一日エクセルで書類と資料作ってるもんで……夕方までフォトショ立ち上げてなかったとか、ちょっと耐えられない……。
何か作ってたいのでずよ。


ああ、なんか書きたいもの書いてスッキリした。
寝よう。

追加しました。

忘れないうちに。
スパコミの新刊、通販に追加しました。
どうぞよろしくお願いします。
しかし、オフラインページがどんどん情報増えて見にくくなって行く……絶対夏までにはなんとかします。はい。

さて、昨日の続きですよ。


 酷く身体が怠い。
 頭も痛い。まるで内側からガンガンと殴られているかのようだ。
 指一本動かすのも面倒だった。
 身体の気怠さのせいだろうか、妙に霞がかって見える視界に広がるのは、粗末な天井。
 ある意味では見慣れた光景だ。

 気付けば、故郷にある生家の次に長く住んだ場所がこの小屋になってしまった。
 あの幼馴染みの親友と相部屋だった学生時代の寮の部屋、入隊後しばらく住んだ軍の兵舎、そんな場所よりも此所に住んだ時間の方が長くなるとは。
 挙げ句、一人きりのこの小屋で身体を動かすのすら億劫な今の自分。
 このまま野垂れ死ぬのだろうかと、そんな考えがふと脳裏を掠めた。
 そう思うと、何故か逆に笑いがこみ上げてきて、肺から息を吐き出しながらふっと笑い声が漏れた。

「……カイン?」

 一人きりのはずなのに、声が聞こえる。
 とても懐かしい、子供の澄んだ高い声。

 声の主が誰かなんて、考えなくても分かる。
 いつの間にか、その声の主が顔を覗き込んでいた。
 心配そうに小さく首を傾げると、銀色の髪がふわりと揺れる。
 お前なんでそんなに小さくなってるんだ、と心の中では思うのに、声に出すのがとてもしんどい。
 目の前のありえない姿にこれはきっと夢か幻なのだろうと悟る。
 夢ならば、幻ならば、触れても構わないだろうか。
 現実にはきっともう二度と触れることなど無いだろうから。せめて。
 迷っていると、小さな手が、そっと頬に伸ばされた。
 
「セシル……」

 頬に伸ばされた手を取ると、幻のはずのその身体を、縋るように抱きしめた。
 
 
 
 
 
「カイン……っ、さすがに苦しい」
 腕の中で抱きしめた身体が暴れている。
 仕方なく目を開けると、抱きしめていたのはセシルだった。
 ただし子供ではなく、カインと一つしか歳の変わらない、大人のセシル。

「……何してるんだ、お前?」
「それはこっちの台詞だ」
 思わず腕の中の親友の顔をまじまじと見つめて尋ねてしまった。

 なぜ、セシルを抱いて寝ていたのだ、自分は。
 そもそもここは何処だ。
 見慣れぬ部屋の、馬鹿みたいに広い寝台。そこで何故抱き合うように二人で眠っていたのだろう。
 眠る前のことを思い出そうと記憶を遡る。
 が。

「……っぅ……」

 とにかく頭が痛い。
 身体が怠い。なんだかうっすら吐き気もする。
 昨晩のことを思い出すどころではなく、うぅ、と唸りながら脱力する。
 それまで抱きしめていたセシルに、今度はカインが身体を預けるような格好になる。
 重いだとか文句を言われるかと思ったが、セシルは何も言わず、カインの背に腕を回すと、まるで子供をあやすように優しく背を撫で下ろす。
 
「カイン? どうした?」
「……だるい……」
「うん? それだけ?」
「……頭が痛い……」
「気分は?」
「最悪」

 ゆっくりとカインの身体を撫でながらセシルが細々と尋ねてくる。
 見栄を張るのも面倒で、問われるままに自分の現状を答えると、やがてセシルがくすくすと笑い出す。
 
「カイン、あのな」
「なんだ」
「二日酔いだよ」
「…………」

 どう答えたものか。
 自分の身体だ、自分が一番よく分かっている。
 セシルが言うことに、間違いはない。
 どう考えてもこれは二日酔いだろう。
 まったくいい歳をして何をしているのだ、と己を問い質したい。
 だが、それすら今はとにかく面倒で。
 
「ほら、ちょっと放して」
 
 セシルがそう言うと、カインの身体を引き剥がした。
 正直なところ、背を撫でてくれる手がとても心地よかったので、少々残念なのだが、仕方なくカインもセシルの身体を解放する。
 少し動いただけで、胃の底からむかつきがこみ上げて来て、思わず目を瞑った。
 どうやらセシルは寝台から下りたようだ。
 寝台の軋む音。それすら頭に響いて辛い。
 気分の悪さを吐き出すように、大きくため息を吐いた。
 
「起きれるか? 水、飲んで」

 渋々、閉じた瞼をこじ開け、身体を半分起こす。セシルが、水の入ったグラスを差し出している。
 黙って受け取って、一気に喉に流し込んだ。
 空になったグラスを、セシルが取り上げてくれる。まだ要るか?と聞かれて、いらないと答えた。
 再び、寝台に撃沈する。
 冷たい水のせいだろうか、胸のむかつきが少しはマシになる。

 再びセシルが寝台に上がると、カインのすぐ隣に腰を下ろす。
 また、先ほどのように、背に触れる。
 
「まさかお前のこんな姿が見れるとはね」
「……うるさい」
「昨日も先に寝てしまったし」

 口では少し意地悪なことを良いながら、背を撫でる手はとても優しい。
 
「……久しぶりだったんだ」
「え?」
「……あれだけ飲んだのは久々だったんだよ」
「そんなに飲んだっけ……?」

 せいぜいボトルを1本か、2本は空けていないはずだ。昔だったならば全く何ともなかった量だろう。
 だが、そもそも。
 
「酒飲む機会なんて滅多になかったんだ、俺は」
「……ああ……そうか。そう、だ……な」

 セシルの手が止まったのが分かる。

 修行をすると。そう言って故郷を後にした。
 そんな嗜好品を口にすることなどほとんどなかったのだ、この十数年。
 当然、酒に弱くもなるだろう。
 
 小さくぼそりと答えたカインの言葉に、セシルがため息のような返事をする。
 しばし、沈黙が落ちた。
 
 
 やがて、動きの止まったセシルの手が、今度はカインの髪に、触れた。



さらに明日に続く。
あと1、2回くらいダラダラ続きます。
カインさんが若干残念な感じになってます。
いつものことだ!問題ない!


でも正直、歳取るとアルコールに弱くなりますよね……私の酒のピークは20代前半でしたよ……。
まぁ、私、もともとお酒強いので、記憶無くしたことはないし、二日酔いも数えるほどしか経験ないですけど。
それでも、23でオール飲みは極力止めようと決め、25でチャンポンするのは止めようと決めましたwww


とりあえずこんなカンジで、ベッドでまだダラダラするよー。
あ、そうそう。
この話も、他の話もそうなんですけど、私が書いてる話の中では、TAのセシルさんの自室は、ゲームとは違って、あの塔の天辺の部屋とは別の部屋です。
歴代の国王が使ってた部屋に移ってます。
ただし、あの塔の上の部屋は、セシルさんの避難場所(主にメンタル面で)なので、部屋自体は即位前のまま残してあるって設定です。これ、だいたいどの話でもそういう前提で書いてます。
いくらなんでも一国の主があんな場所を自室に出来るはずがないので(笑)
ぶっちゃけゲームやった時にベッド3つに吹いたよ、私は。


ということで、また明日ー。

深刻な

カイセシ不足なんですけど。
私が。今。

ものっっっっっっっすごく、今、私はカイセシが読みたい。
こんな飢えてるの久々で、どうするよ?とちょっと戸惑うレベルです。
考えてみれば、2年前に第三次カイセシマイブームが到来した時、最初に思ったのは読みたいより書きたいだったんだよなぁ……。
今更、読みたいという欲求が。が。が。
思わず今日、電車の中でWebを漁ってしまった。うふふ。
(そしてなんかやっぱ自分の書いてるもののズレを自覚した。世の中にはイケメンなカインと可愛いセシルがいっぱいいた。なんだろうな、私のこのズレ方は)


なんだってこんな突然に餓え始めたんだかがサッパリ分かりません。
今、とにかく本当にカイセシが。
カインさんとセシルさんが、いちゃいちゃしてる話が欲しい。欲しいよおおおお!!!!


……で。自己生産に励むのあります。



 水の中に、ゆらゆらと佇んでいるようだった。
 いや、水とは少し違うのだろうか。
 冷たくはなくて、温くて心地良い。まるで人肌のような温もりに包まれている。
 
 ふと誰かに呼ばれた。そんな気がした。
 声がしたほうへと歩き出そうとする。
 だが、前に進めない。
 身体に纏わり付く心地の良い温度。それが身体をこの場に止めようとするかのように、やんわりと拘束して、身動きがとれないのだ。
 行かなければいけないのだけれど、身体を包む温もりはとても心地が良くて。
 動けないのならば、ずっと此所に居ても良いかもしれない。
 そう思うと、思考までもがぐずぐずと溶け出してしまうようだった。
 
 ああ、でも行かなければ。
 閉じていた瞼を、ゆっくりとこじ開ける。
 
 目の前には、見慣れた彼の端正な顔があった。
 
 
 
 
「……っ!」
 驚いて声を上げそうになるが、なんとか無理矢理に飲み込んだ。
 なんで、こんな、近距離に、彼の顔があるのだろう。
 起き上がって周囲を確かめようと思った。
 だが。
 身体もなぜか彼の両腕にがっちりとホールドされていて、身動きがとれない。
 先ほど、夢の中で動けなかったのは、きっとこのせいだ。
 セシルの身体を抱きしめる彼の胸をそっと両手で押してみるが、離してくれる気配はない。
「ちょ……カイン?」
 それどころか、ますます強く抱きしめられた。
 思わず小さく彼の名を呼ぶが、どうやらまだ夢の世界にいるらしい。
「……う、…ん……」
 これでは完全に抱き枕だ。
 セシルを完全に腕の中に閉じ込めたカインは、緩く癖のあるふんわりとしたセシルの髪に顔を埋め、完全に眠りこけている。
 
 どうしてこんなことになっているのかと、セシルは昨晩、眠る前の事を思い出そうとする。
 確か、山積みの仕事が、ほんのわずかではあるが、一段落して。
 久しぶりに…そう、本当に久しぶりに、二人で飲もうということになった。
 場所はセシルの自室。彼が好きだった銘柄のワインを用意して、グラスを合わせた。
 ぽつりぽつりと、交わす会話は、昔に比べればずっと互いに言葉少なだったようにも思う。
 けれども、目の前に彼がいてくれるということが、何より嬉しくて、とても満たされた気分で酒杯を重ねた。
 意外なことに、先に潰れてしまったのは彼のほうで。
 このまま泊まって行けば良いよ、と寝台に横たわらせて、自分もその隣に潜り込んだ。
 もっとも、大国の主の寝室だ。大の大人が4、5人は優に寝られるほどの広い寝台。
 身を寄せ合うように共に眠った子供の頃とは違って、身体も触れぬような距離で寝ていたはずだったのに。
 
 目覚めてみれば、彼の腕枕。その逆の腕は離さないとばかりに腰を抱いていて、目の前いっぱいに、彼の秀麗な顔がある。
 
 身動きはとれないし、かと言って眠っている彼を起こすのも申し訳がない。
 どうしようもなく、セシルはただ視界を占める彼の顔を見つめる。
 ずっと隣で見てきた、飽きるほどに見慣れているはずの、親友の顔。
 けれど、こうして至近距離で見つめるのは、本当に久しぶりだ。
 見慣れていると思っていたはずの顔は、セシルの記憶にある彼の顔とは少し変わっていて、それが会えなかった長い期間を示すようで、きゅうと胸の奥が啼くような音がする。
 例えば目頭から頬に向かってうっすらと刻まれた皺、昔よりもかさついた頬、少し陽に焼けた肌。
 当たり前だ、互いにもういい歳なのだから。
 それでも瞼を縁取る金色の長い睫や、すっとまっすぐに通った鼻筋、少し薄い唇、そんなところは変わっていなくて、相変わらず美しく整った彼の顔に、触れてみたくなる。
 早く、瞼の奥に隠された、碧とも蒼ともつかない深い色の双眸を見てみたい。

 そっと、彼の顔に、指を伸ばした。
 
 
 
 




えー、明日に続きます。
べたべたいちゃいちゃするだけの、山も落ちも意味もない話です、きっと。ひたすらベッドでふたりでゴロゴロする話。そこを目指したい。
……と書いておきながら。

さて、この二人の関係は?
1・現在進行形で恋人
2・元恋人
3・ただの親友
のどれでしょう。

答えは決めてませんが、ぶっちゃけ3でも萌えるなーと思ってる次第。



こんなBLかハーレクインかみたいなポエム混じりないちゃいちゃ話を書いた後で言うのもどうかと思いますが。
今もっとも私の中でクリティカルなカイセシは、女装カイン×セシルです(おい)
ぶっちゃけ、カインさんはセシルが女装しても喜ばないと思う、普通に「お前なんだその格好は?」って引く(なのに、あとで思い出してちょっと興奮したりするとなお良い。目の前にいるとそうでもないけど、思い出し萌えみたいな)。
でもセシルさんは、カインさんが女装したら、それはそれはものすっっごおおおく喜ぶと思いますwww
すごいカイン綺麗!とか言って人前でキスくらいしてしまえ。
それでもカイセシなんだよ!女装攻め良いと思うんだけど!!
あ、女装はもちろんローザ様の手によるものです。そこだけは譲れん。


なんか、ほんっとうに萌えに飢えてる人でスイマセン……このテンションで連休明けの仕事をしているのである……そのうちなんかやらかしそうだな。

というわけで、また明日。

お疲れ様でした!

スパコミお疲れ様でしたっ!
今日も楽しかったです。イベントは本当に楽しい。
スペースに立ち寄ってくださった皆様、本当にありがとうございました。

コピ本の方が思っていたより早く完売してしまって申し訳なかったです。
再販はちょっと検討してみます。
あとがきで、後日談があるみたいなことをチラっと書いたり、突発的にペーパーに短編入れたりしたんですが、今回の設定、けっこう脳内でいろんな方向に発展してまして。
再販するなら、いっそ大量に書き下ろしを追加して、オフ本にしてもいいなぁという欲求が。
いずれにせよ、次回の参加イベントがハッキリしないので、スケジュール次第かなぁと思います。
次回、受かれば夏コミ、落ちたらどうしようか……オンリー早く決まらないかなーってカンジなので。


さてー、大量に仕入れた戦利品を漁ります!
6月のオンリー出られなくなったわけですが、最大のメリットは原稿しなくてよくなったので、戦利品がすぐ読める!という点。
いいこと探しでもしてないと悲しいのです……ああイベント出たい……本が作りたい……。

当面はWeb用にもそっと何か追加しようと思います。
あれとかこれとかそれとか、書きたい話が本当に山積みなのです。
 

かーわいいー

ちっちゃい子は可愛くていいね!

コピ本の本文書いてます(結局ギリギリ作業である)。
なんだかんだと7書いてた頃も時々ちっこいセヒ書いたりしてたので、たぶん子供書くの好きなんだと思います。
現実で子供好きかと言われると実は結構微妙なんだけれども。

精一杯お兄ちゃんしてるカインはとても可愛い。
あとセシルがどこまでもナナメ上にずれているお子様になる……あの子の常識は何処にあるんだろう。
年の順はカイン→セシル→ローザだけど、実際の3人の関係は、カインが一番お兄ちゃんで、セシルが末っ子だろうなぁと思ってます。
女の子のほうが子供の頃って精神的に大人だしね。1歳差くらいなら簡単にひっくり返ります。ただ、2歳違うと結構違うので、ローザにとってはカインはお兄ちゃんだろうなぁ。
この辺の年齢設定が、ほんっっとおおおに絶妙だよなーとよく思います。
3人共が同い年の幼馴染みって設定だったら、ぜんっぜん違う話になるもん。

そうそう、年の差の話が出たので、ついでに語る。
今まですっかり忘れてたけど、子供時代の3人と言えばDSに追加イベントがありましたよね。
アレは私の中では見なかったことになっています(…ので忘れていた)。
どう考えても、カインはセシルにああいうことは言えないと思ってます。
というか、ずっとああいう事が言えなかったから、本編でこじれた訳で。
カインとセシルは、本気の喧嘩はしたことない(なかった)と思う。
いつもカインさんが一歩引いちゃう。自分の方が年上だから我慢しないとって勝手に一人で思い詰めるタイプ。
そういうのの積み重ねが暴発したのが本編なんじゃないかなーと。
初めての大喧嘩がアレなんです。なので仲直りの方法というか、カインは謝り方が、セシルは許し方が分からない。経験しないまま大人になっちゃったからね。
で、その結果、カインさんはセシルさんの前にいられなくなっちゃう訳ですよ。
……め、めんどくさいな、お前ら!!!!!
って言っちゃうと身も蓋も無いwwww


よく私が自分の書くものはSFC版準拠、DS・小説設定は取り入れたり無視したりって言ってるのは、そういうことなのでした。
7の派生作品もそうなんだけど、こういう追加設定って、オイシイものだけ美味しく頂けば良いのです。
ウチはそんな適当極まりないスタンスで活動しております。

えー

年単位で久しぶりに女の子描いたら難しいとか言うレベルじゃなかった……
男ばっかり描いてると、女の子描けなくなるという話は本当でした。
ひぃ!
かと言って男がちゃんと描けるのかと言われるとそれはそれで怪しいので、えーっと、ねぇ。


ということで、コピ本の表紙が、幼馴染み三人組なんですよっていう話でした。
とりあえず線画出来たから、色塗ったらもうちょっと何とか……ローザが可愛くないとかどんな罰ゲームだ、まったく。


ファイル 316-1.jpg


公式で美形設定なキャラ3人描くってものすごく大変だということが分かりました……描く前に気付け。
でも一度この3人の絵描いてみたかったので、描けたことには満足しています。

ローザさんはね、ナイトが2人いるお姫様だと思ってます。それはたぶん結婚しても変わらないと思う。
そういう本になる予定。

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