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すっかり

オンリーの申し込みするの忘れてたwww
締め切りは来週ですけど、来週末の連休はずっと外に出てるので、その前に済ませとこうと思ってたことを忘れてました。
ということでサクッと申し込みしてきました。


……そろそろ真面目に原稿しなきゃまずいんじゃないかな。
ということにも気づきました。
あと一ヶ月じゃないかw

ファイル 355-1.png


カット絵はこんなの。
かっこいいセシルさんが描きたい気分だったので、こうなりました。
実は絵を描くならカインさんよりセシルさんのほうが描いてて楽しいです。もっとぶっちゃけると、ビジュアル的にはカインさんよりセシルさんのほうが好みだったりします。銀髪萌えなんだよね、そもそも私は。
しかし、カインさんが、2月に出した本の表紙とほっとんど同じポーズだったことに描き終わってから気付いたというw
カインさんの後ろ姿、ほんと好きです。なかなか上手く描けないのが悩ましい。

さて。
この絵、ちょっとイメージしている話があったりするので、短いのですが、よろしければ是非。


 ついにここまで来た。
 月の民の館に祀られていたクリスタルの力で、中心核へ続く地下の渓谷へと送られた。
 つい先ほどまでいた館の静けさとはまったく異なり、全身が重く異様な気配に包まれる。
 ここから地下深くに下りていけば、いったいどんな強大な魔が待ち受けているというのだろう。
 
 皆が多少の戸惑いを混じらせながら進む先を見つめる中、セシルが地に片膝を付き、跪いた。
 その姿をカインはちらりと振り返り立ち止まる。
 
 それは、大事な戦いや任務に出る前、必ずセシルがしている、ある種の儀式のようなものだろうか。
 跪き、掲げた剣に、祈りを捧げる。
 小さく口にするその言葉は、バロンに仕える騎士ならば、誰もが知る誓いの言葉だ。


『私は、偉大なるバロン王国とバロン王家に忠誠を尽くす騎士として、我が祖国の永遠なる繁栄のため、いかなる時もこの身とこの命を賭することを、この宣誓をもって誓います』


 初めて口にしたのは、騎士として叙任された日のことだ。
 それから何度も、何度も、閲兵式や、軍の式典、それ以外にも事あるごとに口にしてきた言葉だった。
 その言葉を、セシルはまるで大切な祈りのように唇に乗せる。
 カインもまた、同じ言葉を心の中で諳んじる。
 
 ゆっくりと、セシルが閉じていた瞳を開いた。
 
「……行くか」
「ああ」

 短く声を掛けると、力強く頷いたセシルが起ち上がる。
 
 そして肩を並べて、全ての元凶の元へ、歩を進めた。
 
 

ラスダン突入直後です。
誓いの言葉は考えててちょっと楽しかった。
アメリカの忠誠の誓いと、ドイツ軍の忠誠宣誓をモデルにしてます。

ちなみに、この小話は特にオンリーで出す本と関係はないです。
カット絵描きながら、こういうシーンを妄想していたので書いてみただけ。

猫の話も続き書いてあるので、近いうちにまた載せます。
こんなダラダラやるつもりではなかったのだがorz
ではまた。

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