TGSですね。
一度も行ったことないんですけど。
今年も行かないです、この連休は某所でお勉強。
TAがスマホに移植……どっちかというとリメイクになるのかな?するそうで、TGSで試遊出来るんだか体験版アプリが落とせるんだか(よくわかってない)、とりあえず出展があるみたいですね。
携帯版orPSP版のベタ移植じゃなくて、DS版みたいな3D化するみたいで、ちょっと吃驚した。
だからDS版がスマホで出たのかーと納得もした。
それなりに手をかけてもらえてるみたいなので、配信始まるの楽しみにしとこうと思います。
ゲームバランスとか変更あるんですかね?
私はTAはPSPでしかやったことないので(携帯アプリ版やWii版はやったことない)アレですけど、少なくともPSP版は裏ボスもたいして強くなかったんで、追加ボスとかいるといいのになーと思います。
さてどうなるか。
3D化なわけで、アニメとかもあるんですかね?ボイスは?とか気になる点は尽きない。
そうそう、シアトの続編だか完全版だかも出るみたいだし。
今年は割と玉があるな。
プレイする時間があるかはわからないけど、実はけっこう13好きな私はライトニングリターンズも買うつもりだし、発売時にタイミング逃して買わなかったブレイブリーデフォルトも完全版が出るそうなので、これも買う予定。
割とすくえにの良いお客さんです、私w
何はともあれゲームショー行く人は楽しんできてくださいー。
今年は職場でも周囲でも行くって人がいないんだよなぁ。
さて、なんかもう週一ペースになっちゃっててアレですが、前々回の続き。
「ここなら絶対見つからないよ」
子猫をそっと胸に抱いたまま不安そうな顔をするローザに、セシルが頷いて言う。
「本当?」
だいじょうぶなの?とこちらを見上げた彼女に、カインも大丈夫だと請け負ってやった。
拾った子猫を連れ帰ったところで、カインもローザも家では飼えないことは理解していた。城に住むセシルもまた同様だ。
結局、大人達には内緒で育てようと、森の奥に子猫の寝床を作ってやった。
毎日、毎日、三人で子猫の様子を見に行く。
けれども、そんな生活は、そう長くは続かなかった。
あの時の子猫は結局どこへ行ってしまったのだろうか。
銀色の子猫が、皿に入れてやった水をぴちゃぴちゃと舐める様子を眺めているうちに、懐かしい記憶を思い出した。兵学校に入る前、まだ幼い子供だった頃のことだ。
ある朝、忽然と子猫は姿を消してしまったのだ。
猫は気まぐれな生き物だから。
自分にそう言い聞かせて納得しようとした。今思えば無理矢理な言い訳だ。
幼かった自分を思い出して苦笑しながら思った。
きっと、今目の前にいるこの銀の猫も、ある日突然にふっといなくなるのだろうな、と。
そう考えておかなければいけない。
まだ、猫と暮らし始めて十日にも満たないというのに。
何年もずっと独りでいたはずなのに、それが随分遠いことのように思えた。
子猫が砕いたビスケットを平らげるのを眺めながら、カインも手早く朝食を済ませると、外へ出た。
ここではやることなど一つしかない。
愛用の槍を手に、ひたすらに素振りをし、型をさらう。
この山に来てから、一日たりと休んだことは無い。それが最早ただの意地でしかないことも、いつになれば終わりが来るのか見えないことも、気付いてはいたけれど、それでも技を磨くことだけはやめたくなかった。
そこに嘘や偽りはない。それだけは確かだ。
カインが外に出ると、子猫も後をついてくる。
不思議なもので、カインが修行に励んでいる間、まったくこの幼い猫は邪魔をしない。
武器を振るっている最中に、足元にじゃれつくこともなければ、大きな木の下で瞑想している間に膝に乗ってくることもない。
少し離れた場所で毛繕いをしていることもあれば、まるで自分も修行をするのだとばかりに、木の幹で爪を研いだり、小さな虫を追いかけ回し小突き倒していることもある。
かと思えば、陽当たりの良い岩の上で、丸くなって昼寝をしている日もあった。
そんな風に、外では気ままに過ごす子猫は、何故か小屋に帰ってくると、カインの足元にじゃれついてばかりいる。
椅子に座って考えごとをしていれば遠慮なく膝の上にも乗ってくる。
ふわふわとした長めの銀色の毛を撫でると、ナァと小さく啼いてぱたりと尻尾を振る。
やがて腹が減れば、食べるものが欲しいとミィミィと啼く。
そして夜が更け、カインが粗末なベッドに入ると、程なく毛布の中に潜り込んでくるのだ。寝床は作ってやったのに、朝までそこで寝ていることはまずない。
カインが眠りに落ちる直前、必ず隣に忍び込んでくる。目を開けて確かめるのも億劫だったが、隣に暖かい気配があるのは悪くはない。
ただ、ひどく懐かしいと、寝落ちる寸前のぼんやりとした頭で、そう感じた。
「どこに行っちゃったんだろう……」
不安そうな顔で幼いセシルが言う。
子猫がいなくなった、あの朝だ。
夢か、と思った。
「探してみよう」
呼びかけたが、何故かセシルはこちらを見ない。
カインの姿に気付かぬまま、セシルはあちらこちらを見回し、子猫を探す。
やがてこちらに背を向け俯いた。
「……どうして、」
ぽつりと零れた言葉は、もう子供の声では無くて、大人になったセシルの声だった。
いつの間にか、セシルの後ろ姿はすっかり大人の姿になっていて、伸ばした銀色の髪がふわりと揺れる。
すまない、と謝る言葉は声に出来ず、ただその背に腕を伸ばした。
銀色の髪に顔を埋める。
「セシル」
意を決して顔を上げ、名前を呼んだ。
「……ナァ」
目の前に広がる銀の色は、懐かしい人のものではなくて、ただ似ている温もりだけが腕の中にあった。
不思議そうにカインの顔を見上げる双眸は、記憶の中の人とは違って、蒼い色をしている。
「……すまない」
夢の中で結局言えなかった言葉が、腕の中の銀色の子猫に向かって滑り落ちた。
ようやくセシルさんの名前が出てきたwww
あとタイトル出した。もったいぶったつもりはなかったんですが、割と普通のタイトルでスミマセン。
この話、あと2回で終わります。
正確には1回とエピローグかな。
幼馴染みトリオが猫拾った話は、もしかしたら来月の本に入るかもしれないです。
まぁ、今書いてるこの話と同時間軸の話かと言われると微妙ですけど。これはカイセシのつもりで書いてるますが、来月の本は、カイセシ本じゃないので。
どっちかというと、以前出した「けれど僕はその手で君に触れる」と同じ時間軸かなーとぼんやりと思って書いてます。
やばい気付けば1時過ぎてるw
明日は6時起きなのです。
おやすみなさい!