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言い訳のようなんだけど

ちょっと前に書くと言ってた36歳×20歳の番外編。
書いてるんですよ、一応。
なかなか進まなくて。
何故なら、年の差バカップルがいちゃつきすぎるから!!!
すぐにいちゃいちゃするので話がなかなか先に進まない。

NTにカイン絡まないんだったらこのシリーズ、NT仕様に設定し直して続行でも良い気がしてくるw
いや、本当に書いてて楽しいです。
シリアスのほうが得意ですが、こういう平和な恋愛話も楽しいね!
友人に、同人はバッドエンド読みたくない、妄想の世界くらい平和で優しい世界が良いって言う人がいて、そういうもんかなぁ?と思ってたんだけど、なんとなく分かる気がするなぁと今更思うのでした。

ということで、一応書いてはいるんだ!ということで、冒頭だけ置いときます。
こんな調子だから話が進まないんだよ!!!と分かってもらえるとありがたいw
このシリーズ、二人それぞれの一人称で書いてるので、直接いちゃつかなくてもノロケを死ぬほど入れられるという利点(デメリットのようが気がしないでもないw)がありまして、
ついついうっかり色々ネタを入れてしまうというか、勝手にバカップルがノロケ始めるんだけどどうしたらいいんだろうwww


あ。
細かい設定とかはこの辺↓見といてください。

「いつかセカイが終わるその日まで【DFFAC/FF4 カイセシ】」/「ムツキ」の小説 [pixiv]
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7833519

この続きは一応本になってて、まぁバカップルが色々悩んだりしつつも新婚生活を満喫するんだけど(興味あったら買って頂けると幸い)。
その最終巻からもうちょっと経った後の話です(読んだ人向けの捕捉)。だいたい現実のアケの実装ペースと同じくらいの時間が作中でも経過してる感じ。


NTとは別設定です!!!!
なので現在出ているNTの情報とはまったく違います。

・異世界でなんかわからないけど戦わされている
・最初は14人でスタート、その後アケの参戦順に人が増えた(この話は兄さん来たところまで。ノクトはまだいない)
・別に昔みたいに陣営別れて対立しているわけではない(ので今日はお前戦ってこいと神様に言われると陣営ごちゃまぜで3対3を組まされる感じ)

くらいが追加の説明。
話の中で説明はしていくので、NTとは違うってことだけ覚えておいてもらえば問題ないです。
限りなく妄想で出来上がってる異説パラレルだと思ってください。



「セシルいるか?」
 天幕の外から聞こえる声に、腕の中にいたセシルを解放した。無視するわけにもいかないので仕方がない。
 まあ、さすがに昼間からベッドに引きずり込むまではしていないのだが。
 天幕の中に二人きりでいる時は、セシルもやたらと俺にくっつきたがるので、多めに見て貰いたいものである。
「なんだろう?」
と首を傾げながら、セシルが入り口に向かって歩いて行く。
 声の主はフリオニールのようだが、緊急事態というような切羽詰まったような印象はない。
 俺も不思議に思い、セシルの後について行った。
 
 二人で天幕の外に顔を出す。
 フリオニールだけでない、隣にはティーダがいた。この二人に魔女を加えて今日は出撃していたように記憶している。
 ティーダは妙に不機嫌そうな顔をしているが、フリオニールのほうはいつも通りの様子だった。
 そんなティーダの様子を見ながら、セシルが
「どうしたんだい?」
と尋ねる。
「良い知らせがあるんだ」
 フリオニールが屈託無く答えるが、良い知らせという割に、やはりどこかいじけたような顔のティーダが気になるのだろう。セシルが怪訝そうな顔をする。
「ああ、ジェクトがいたんだ、あっちは」
 俺がこの世界に来て以降も、戦士の数は増え続け、ことにここ最近は立て続けに新しい戦士が喚ばれていた。
 どうやら父親に思うところがあるらしい少年は、時折見ていると昔の自分を思い出す。この歳になったから言えるのだろうが、父親と対峙する機会を与えられたティーダを素直に羨ましいものだと内心では思っていた。
「なるほど」
 セシルは頷き微かに笑う。聞かなくとも勝負の結果は俺にも察することが出来た。
「それで、そのジェクトから聞いたんだが。兄貴が来たってさ」
「え?」
「ほう?」
 セシルが驚いたような声を上げる隣で、俺も思わず声を上げる。
「……本当に? 兄さんが……」
 突然の知らせにしばし呆然としたあと、セシルが俺を見上げて嬉しそうに笑った。思わずあの男に嫉妬しそうなるほどに、満面の笑みを浮かべている。
 喜びを隠そうともしないセシルに、ずっと拗ねていたティーダも笑いかける。
「良かったなセシル。ずっと待ってたもんな」
「知らせてくれてありがとう」
「居場所も聞いてきたぞ」
 フリオニールがそう言い、場所の詳細を説明し始めた。
 俺達はこの場所でキャンプのような形で共同生活を送っているが、この世界に喚ばれてはいるが、ここにはいない者たちも多い。主に、かつては対立する陣営だった者達のことになるのだが、奴らは各自が好きな場所で過ごしているらしい。
 もっともこの知らせがジェクトを通じてもたらされたということは、彼らは比較的親しい関係にあるのだろう。身内がこちらにいる者同士、通じるところもあるのかもしれない。
「これから会いに行くッスか?」
 兄の居場所を教えられたセシルにティーダが問う。
「うん、行ってくるよ。カイン、行こう」
 頷いたかと思ったら、なんとセシルは俺に同行しろと言い出した。
「……俺は別に」
 そのうち見えることもあるだろうし、そこで多少の言葉を交わすのはまったく構わないのだが、わざわざ訪ねてまで会いたい相手でもない。あの男も俺に会いたがるとは思えないのだが。
「一緒に行こうよ?」
「いいじゃないか、カイン。付き合ってやれよ」
「そうそう。デートだと思えばいいだろ」
「いや、そういう問題では……」
「あ、違うな。実家に挨拶に行くみたいなもんッスね、どっちかっていうと」
 先ほどまでの不機嫌な顔はどこへやら、ティーダが明るく言った。
 もはや俺には返す言葉も思いつかない。
「…………」
 一方、セシルはと言えば、じっと俺を見上げて小さく首を傾げる。
 俺がこのおねだり顔に弱いということを、セシルは知っていてやっているのだろうか、とたまに疑問に思う。
 ともあれ、この表情を向けられてしまうと、否と言うことは出来るはずもない。
「行こう?」
 三度、セシルが俺を誘う。
「……仕方が無いな」
 結局は、俺が折れるしかないのは、最初から明らかではあったのだ。
 フリオニールとティーダに見送られ、セシルと共にキャンプ地を後にしたのであった。



兄さんとこに行くってだけでなんでこんな回りくどくなるのか本当に不思議でなりませんw
続きは近日中に出せたらいいですね。
ちなみにこの後も兄さんに会えるまでにまだもうちょっとあったりするw

……実はこんなことしてる場合ではまったくないんだけど、やらねばならないことが完全に行き詰まっててどうしようもないので、バカップルを書いて逃避してると言う事情が。が。